DSC01471誰もが不意に経験することになるだろう自分の親の遺品整理。

今回の遺品整理は「親の家を片付ける」遺品整理でした。

思い出のいっぱい詰まった部屋の中で遺族が思ったことは、「遺品整理に部屋へ何回も足を運んだけれどいざ片付けをはじめて写真や思い出の品物(誕生日、記念日に送ったマスコットなど)を見てしまうと部屋にいて思い出に耽ってしまい片付けをするどころではなく夕方までその部屋で過しているだけの状況でした」ということ。

人生は十人十色。その中に家族しかわからない思い出がたくさん詰まっています。

その思い出を整理するときに、遺族はこころの整理もするのだろうと思います。

故人が飼っていた大切なペット、写真が骨壺の前に飾ってあるがもうその故人が大切にしていたペットの骨壺と写真を見るひとも居なくなってしまったその部屋で遺族はまた別の寂しさを感じているのだろう。

私たち遺品整理人ができることは、故人が生前使ってきたものを必要なものと不必要なものに分け遺族の新生活のために部屋をきれいに掃除してから明渡すこと。

2030年には年間120万人の死者数が昭和41年には65万人に減少し、160万人に達する見通しとなっています。

親の家の遺品整理。

遺品整理人にできることは片付けるだけではなく遺族のこころに寄り添った考え方も必要なときもあります。

ただ片付けることならば誰でもできそうな気がしますが、それを大切に扱うことができるのは気持ちがなければできることではありませんし不用品回収業者のような物出しサービスのようにはとても扱うことはできません。

今回、ご遺族が一番気にかけていたことはなかなか自分の親と向き合って話をする機会が子供のころと比べるとなかったが病気をして病院のベットで治すために頑張っているときにいろいろな話ができた。

その話の中で自分はとっくに処分したのだろうと思っていた洋服。

処分せずに大切に当時の箪笥の引き出しや段ボールに入れて保管してあった、その洋服だけを考えたら可燃物で処分することはできたのだが親が大切に保管してくれていたことを考えるときちんと丁寧に扱ってくれる業者にお願いしたいと思ってクリーンサ―ビスを探し依頼されました。

息子様が結婚し家を独立し新しい家庭を持って残った親御様はさびしかったのかもしれません。

故人が入院する前の状態で部屋は時が止まっていましたが、ベットにはお人形が横たわりそのお人形には息子さんが小さいときに使っていた「よだれかけ」が首元にかけられていました。

私たちはそのお人形を見たときに切ない気持ちと同時にしっかり供養してあげなければという気持ちになりました。

そのようなこともあり息子様は一般的な業者に依頼するよりも周りの人に聞いてクリーンサ―ビスが丁寧に遺品整理をしてくれるとの声を聴き依頼してくださったのです。

部屋には今まで暮らしてきた生活道具がたくさんあり、ご遺族一人で片付けるのは困難を極めるのではないだろうかと思いました。

私たちプロが行う遺品整理は常日頃から段取りを徹底しており基本ができているからスピーディーにできるのです。

もし、自分の幼少期に使っていたものが大人になり目の前に現れたとき皆さんはどのように思われますか?

今回の親御様のお気持ちは息子を思うがための家族の絆だったのかもしれません。

私たちはそのような現場で切なさと一緒に遺品整理を仕事として作業させていただいておりますが他人だから割り切っているわけでもありません、ただ、一つだけ言えるとするならば心のスイッチを作業中は切り替えています。


最後になりますが、今回は遺品整理とフルハウスクリーニングのセットでの作業に加え供養のサービスもお付けさせていただきました。

供養するお人形と一緒によだれかけと息子様を抱いている故人様の写真を一緒に入れさせていただき供養のお寺へお送りいたしました。

後日、供養証明がお手元に届いたときに安心できると思っています。

今回のご依頼ありがとうございました、ご遺族様へお悔やみ申し上げます。

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