今回の現場は自分がこの世に生まれ、独立するまで生活していた親の家「実家」の遺品整理。
さまざまな思い、そして苦楽があった思い出との決別のとき子供時代の記憶が部屋を見て思い浮かぶのでしょう。
母親が最後まで暮らしていた実家。
遺品が物語る「思い出」という名のその家族にしかない家族模様。
決断はしなくてはならないときが必ずくる、いつかやろうと思っていても2年という月日が経つのはとても早かったのだろう。
生きていれば死はかならずやってくる。そのときまでに何を思うか。
誰もが経験することになるのだろう、人の死や家族の死。
現実を受け入れることは人によって期間が違うものだが、遺品整理はいつからすればよいのかというのは個人の気持ち次第である。
遺品を残しておきたい気持ちは他人にはわからないが、残しておいても故人が戻ってきたり浮かばれたりするものではない。
気持ちに区切りをつけて遺品整理を依頼することも供養の一部になることになるのです。
故人は自分の残した遺品を片付けることを心配しているかもしれません。
その遺品を片付けて故人にゆっくりと休んでいただくことも必要といえるのではないだろうか。
何もなくなる瞬間
遺品整理に携わる人間にとって大切なのは仕事中は「感情を消すこと」
感情のスイッチは切っておかなければ作業中に写真を見たりするとその故人の人生が思い浮かんでくるため苦しいときもあります。
遺品整理人はさまざまな現場を経験しているので一般の方が見る視点と違うところを見てしまいます。
その人の生き方などが遺品をみるとわかってきてしまうのです。
ただ遺品整理をするだけではなく、依頼された現場は常に自分たちの身内として私たちは携わらせていただいております。
ただ単に捨てるのはゴミ、ゴミではなく遺品だから
都営住宅や市営住宅などの場合は入居した当時の状態に戻してお部屋を明け渡さなくてはいけませんので後で二度手間にならないように徹底した細かい釘や画鋲などの取り忘れをチェックしています。
遺品整理の作業をしていると近所の方が様子を見に来て故人との思い出を語ってくれました。
その言葉を聴いていると故人は近所とのつながりが良かったのかと思います。
故人に対して思い出が残っているのは、ドアとドアを開けたら他人同士という現実からも解放されるような瞬間でもありました。
人間関係が薄れていく現在において新鮮なことなのかも知れません。
そして、私たちの作業を見て私たちもここに依頼したいということで連絡先を教えてほしいという信頼関係も築けた現場でもありました。
故人に対しての最後の礼儀
遺品を片付ける遺品整理。
故人に安心していただきたい想いを私たちは最後の礼儀として線香と一緒に気持ちを送らせていただいています。
「人の死から教わる、生きていることへの実感」がわかる時間でもあります。
遺族も線香をあげていままでの思いを故人へ報告できたと思います。
私たち人間は生まれたときから死に向かって生きていますが、長い人生の途中様々な苦楽があると思います。
そのときに、苦楽をともにできるパートナーがいることは幸せではないだろうか。
もし、パートナーがいなくなってしまっても何でも話せる間柄の親友がいればその人の人生は満足のいく人生と言えると思います。
遺品整理のご相談お待ちしております。
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私たち遺品整理クリーンサービスは質の高い遺品整理を提供しています。