今回は住宅供給公社の遺品整理と清掃でした。

高齢になり一人で生活していた公団で最後は一人キッチンで倒れていたということでした。

一人で暮らしていたということもあり寂しい気持ちを物欲で埋めていたのかもしれませんが各部屋には使わなくなったものや新品のまま納戸にしまいっ放しになっているものがたくさんありました。

部屋の片隅にはぬいぐるみの首に掛かっていたお子さんの幼少期に使ったと思われるよだれかけが掛けてありました。

幾つになっても親にとって子供は大切な存在なんだということを実感させられる遺品整理でした。

その遺品を片付けるにあたってはご遺族も切ない気持ちになると思います。

私たちがその切ない気持ちに変わって遺品整理をすることは感情がないからではなく、仕事として気持ちのスイッチを作業中だけ切っているからできるのかもしれません。

もう使わなくなったぬいぐるみには、親が子供と思う気持ちが宿っているのではないでしょうか。

遺品整理と言えどかんたんに引越し感覚でできるようなことではありませんし、他人だから関係ないと思うようなことではありません。

人間はどこかで誰かに頼っていかなければ生きていけない動物です。

自然界の動物の様に生まれたときから生と死の現実で独り立ちできるほど強くはできていませんし、日本では戦争が起きているわけでもありません。

平和のもとに自分が一生をどのように過ごすかということで各人生を全うしています。

ただ、一人で急性の病気にあってしまったときは誰にも看取られずに最後を迎えてしまうことが現代では起きてしまっています。

防ごうと思っていてもなかなか現代のライフスタイルでは難しい課題であり個人のプライバシーに介入できるわけでもありませんのでこれからの日本は、これからの若い世代ができることは各家庭にナースコールのような緊急時に手の届くところにありすぐ駆けつけられるボタンのようなものの設置が効果的ではないのかと私たちは想います。

ぬいぐるみや写真に関しては供養を行ってから処分し、ご遺族のお手元へ供養時の写真を届くように手配させていただきました。 子供の事を思っていた故人様、お部屋は清掃・消毒まで実施し明渡しができるようにさせていただきました。 ゆっくり休んでください。ご遺族様へお悔やみ申し上げます。 ryoukin6    otoiawase