2017年8月23日から25日までの3日間にわたるエンディング産業展へ出展いたしました。

橋本 俊哉

みなさん初めまして、記事をご覧くださりありがとうございます。
この記事をご覧くだされば、孤独死という言葉は知っているけれどどのような部屋なのか?を想像できるようになると思っています。
そして、ミニチュアをなぜ作ったのか、伝えたいことは何のかを読み進むことによってご理解していただけると思います。
画像では孤独死のお部屋は直視できないけれど、ミニチュアならば想像ができるということで多くの方に反響があり賛否両論いろいろな思いも聞かせてもらえるきっかけになりました。

もし、少しでも共感出来たらお知り合いの方に、こんな記事があるよと知らせてあげてくれたらうれしいです。

今回で3回目を迎えるエンディング産業展、遺品整理クリーンサービス(当社)も3回とも出展させていただき会期ごとに皆様の終活に対する興味を感じてきました。

当社は今回「遺品の棺桶」と「孤独死・ゴミ屋敷のミニチュア」で遺品整理の必要性を感じていただくためにそれぞれがアイデアを出し合いチームワークを発揮してきました。
来場された方にツイートされると瞬く間にネット上で拡散され、「孤独死・ゴミ屋敷のミニチュア」が話題を呼び14,000を超えるリツイートで大反響を呼んでいます。

尚、yahooニュースで取り上げられコメントも多数の方から寄せられました。

一部抜粋

お父さんとの経験から仕事に実直に向き合っていて、尊敬する。
若いのに使命を感じてお仕事されていて、感動しました。大変な仕事だけれども、想いを込めてしてくださる方がいるからこそ、救われる方も多いのですね。感謝。
仕事とは言え、25でこういう現場でやっていけるのは凄いね。
私には真似できない。
模型なのに、リアル感が凄い。見ただけで涙が出る、身内に限らずご近所さんにもこんな幕の閉じ方させたくないと思わせる作品ですね!
孤独死ってど自分とは無縁のものだと思っていたけど、そうじゃないんだよね。いつ自分や身内にって考えないとダメな時代なのかもね。

孤独死のミニチュアを作ろうとした意図は?


前回まで遺品整理とはどの様なことをするのか?ブースに来場されても言葉では伝えきれない部分が少なくありませんでした。

 

そこで、「実際の現場」を再現しミニチュアをもとに来場してくださった方に遺品整理という仕事を知ってもらうために制作いたしました。

実際の写真では直視することができないことも多いため、ミニチュアで再現し孤独死ということはどういうことなのかを伝えていきたいと思い、それが作成に至った経緯です。

孤独死した方の本当の姿、気持ちなどを考えると私たち遺品整理人も「涙がこみあげてきてしまう」こともあります。

そこに、置かれたメッセージには、

  • 「明日も絶対生きてやる」
  • 「目が覚めれば孤独死はしていない」
  • 「生きてきたことに感謝」
  • 「孫の姿を見るまで死ぬことは嫌だ」
  • 「助けてください」
  • 「迷惑掛けたくないけれど、家で死にたい・・・」

など、多数のメッセージをそれぞれ故人が亡くなっていた部屋で見かける・・・・。

孤独死ということは、「ひとごとではない」「決して他人事にしてはならない」

孤独死は、高齢者だけが孤独死すると思われる方が多いと思うが、実際は若い方も高齢者も半分半分の割合になっている。高齢者が孤独死なって孤独死ではなく、若くても孤独を好み一人でひっそりと亡くなってしまう。

それは、生きることを放棄した瞬間から孤独死へと向かっていく!

孤独死を覚悟した瞬間

誰がいつ、孤独死をすることなんてわからない、「孤独死を覚悟した瞬間は一瞬」かもしれない。急な発作で倒れ助けを呼ぼうとしてもそのころには声も出せない状況になる。

ただ、孤独死で亡くなっている部屋をみると、「人型は玄関の方に向いて最後を迎えている」
それは、最後に助けを呼びたかったのかもしれない。

言葉での説明では、「なるほどねぇ」で終わってしまいますが実際の現場を再現した模型を元に説明すると、一人孤独に亡くなった方の最後の瞬間や生活模様などが伝わりました。

ミニチュアでは、どのようにして孤独死するのではなく「最後の瞬間」をどのように迎えてしまったか、そしていかに早期発見をしてあげられるのかをお伝えできればとご説明させていただきました。

多くの方が、自分に置き換えて考えてもらえることにより、早期発見されることの重大さが日本には必要に感じると思っていただけることに見ていただいた方に感謝しています。

人の死から教わること、孤独死した本人は生きることをあきらめてなんかいない。むしろ疎遠になった家族を思い子どもの小さいころからの「写真」を大切に保管していた。

死という現実から目を背けてきた先進国の日本が今、考えることは自分がどのような最後を迎えるのか、そしてどのような死に方を選ぶのかを考える時代になっているのではないでしょうか。

 

当社の遺品整理人は全員何らかの形で親続を亡くしている

当社の(遺品整理人®)は何らかの形で家族を亡くしているスタッフが遺品整理の作業を行っています。

健全な家庭環境のあるスタッフもおりましたが、亡くしているスタッフとお客様に対するモチベーションの違いから、亡くしているスタッフが多くいるようになりました。

 

「人の役に立ちたい」という動機で働いてみる方は少なくありませんが、遺品整理業とはボランティアとは違います。それだけではお客様との気持ちに全力で向き合うことができません。

 

ミニチュアを作った目的は?

展示会なので利益目的ではないか?
いいえ、今回は利益よりも「知ってほしい」来場してくださった方に「行ってよかった」と思っていただけるようなスタンスで当社は取り組みました。

普段の生活の中で、

良いことはみなさん拡散しますよね?

 

しかし、葬祭はなかなか話が広まっていくことはありません。

「人が暮らし、どのような証を遺すか」その人の人生が遺品をみればわかってきます。

 

孤独死や孤立死は言葉ではわかっていてもまだ、どのような「死に方」だったのかを知っている方は多くありません。

発見に立ち会った方は遺体を見ることになりますが、誰しもが「第一発見者」になりたいかということについては見ぬものとしてしまうのが現実かもしれません。

 

そして、一人最後を迎えた人がどの方向を向いていたか?

それは、出入り口に助けを呼ぶように倒れていることが遺体の後を見るとわかってきます。

 

故人は最後に助けを呼びたかったけれど呼べずに亡くなっていくのです。

私たちが孤独死のお部屋に入って印象的なのは、夕飯などを食べている途中に亡くなっている方が少なくありません。さっき作ったばっかりと思われるような卵焼きやお味噌汁などそのままに残されています。

そして、コンビニで買ったであろうお弁当などが食べかけの途中で体調を崩したケースが少なくありません。しかし、体調不良は大体1週間位前から出ていたと思います。なぜならばトイレや布団などへの吐血があるからです。

体調を悪くしてから数日間は様子見をしていた故人、最後の「死神の一撃」があるまでまわりは気付くことが出来なかった。

助けを呼びたいのに、呼べなかった寂しさはどのような気持ちなのだろう・・・

そのような、人が助けを呼ぶ瞬間がありそこに気付けなかった思いをミニチュアを通して世の中に伝えていければと思い作成いたしました。

ディテールがすごい!と話題になったこと

当社は遺品整理の業務に関して、決して中途半端で終わることはありません。

ミニチュアの作成に関しても材料を一から調達し、創意工夫をして妥協のない模型を作成してきました。

簡単に作ったミニチュアは見てもなにも伝わらない。

むしろ、趣味のようなミニチュアになってしまうことのないように実際の現場を再現して制作したこと。

 

せっかく伝えるのならば実際の現場と妥協しない制作を念頭にいれ、故人への尊厳と証を変わって伝えていく使命感をもって取りんだこと。

 

ディテール(細部)へのこだわりと故人がどのように死んでいったのかを表現することで、これだけの話題になったのだと思います。

実際に展示会でミニチュアを見た方の感想

お客様女性

リアルすぎて見れない・・・すごい

お客様女性

かわいいけど、リアルすぎて怖い

お客様女性

自分を置き換えてしまった・・・

お客様女性

他のブースにない、これぞ展示物

お客様女性

展示会にこれなかった人に見せたい・・・

たくさんの来場者の方がその場でどのようにして亡くなっていったかを目で見ることができて、自分の思っていた孤独死への概念が変わったという感想でした。

当社のどんなことへも手を抜かない取り組みはこんなにも伝えることが出来ることに再確認できることができました。

死臭はどんな臭いがするの?


ミニチュアは臭いを放ちません、写真として画像を見ても臭いは伝わってきません。

浴室で亡くなった場合の死臭は、「腐敗臭と魚の腐った臭いが入り混じった感じ」

そこに何日も何か月も遺体があった場合、菌が発生してきます。

近隣が気付くころには菌が繁殖して、遺体から強烈な死臭を放っているときになります。

浴室以外で亡くなった場合も強烈なにおいを発することになりますが、浴室は別次元になります。

孤独死の遺体は、突然に最後をむかえたので助けを呼ぶことができません、近隣も気付くことが困難です。
しかし、気付いてほしい最後の手段かもしれませんが「臭い」を発します。

期間が長引けば長引くほど、「臭い」が強烈になり「大腸菌」という腹痛を起こすような菌が増殖していきます。

孤独死という死に方は「住み慣れた家で迎える死」として悪いことではないと思いますが、社会問題にするのは違うと思います。

「問題」は孤独死ではなくて、発見されなかった期間が問題なのではないでしょうか。と私たちは考えます。

今回のまとめ

言葉では簡単にスルーされてしまう孤独死、そして孤独死という言葉が当たり前になってしまわないでほしい。
自分はまだ死なないと思っていても運命はどうなるかわからない、「ひとごとに思っていると死神の一撃を食らってしまうかも」

孤独だから孤独死ではなくて、夫婦でもどちらかが先立てば独り身。友達がいても発見が遅れれば孤独死となってしまう。もし、自分がそのような最後を迎えてしまったらということを考えてもらえたら、期間が経って発見される孤独死が少なくなっていくのだろうと思っています。

なかなか人の事に首を突っ込むのは勇気もいるし、迷惑がられてしまうこともあるかと思いますが独り身で暮らしている人のことは他人でも気を掛けてあげられる社会であってほしいと願っています。

エンディング産業展を通じて

今回で3回目になったエンディング産業展、様々な葬儀関係の業種様や石材関係の業者様など葬祭に関する業者さんと無事開催から閉会まで過ごすことができました。

人にはかんたんに言えない業種ですがこれからも伝えていける部分を伝えていけたらと考えています。

皆様がソーシャルメディアでつぶやいてくれたことやニュースのまとめ

会期中、会期後などたくさんの皆様に話題にしていただいたことへ、「感謝申し上げます」

こちらのアドレスへつぶやいてくれたことをまとめてありますので時間があればどうぞご覧ください。
https://togetter.com/li/1144097

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遠藤メメ

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遺品整理クリーンサービス一同
公式 https://www.shobunya.com