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亡くなった故人のお部屋の遺品を整理する、遺品整理人。

「人にはそれぞれの最後がある。」

それがどのように亡くなるかは本人の意思であるが生きてきた思いは遺族の心に刻まれている。

私たちが、これまで密着していただいて多数の物件の遺品整理をしてきた中で遺品整理とはただ片付けることではなく、その故人との思い出も一緒に整理することなのだと感じています。

人が亡くなった後には、故人が大切にしていた遺品が残ります。それを機械的に片付けることは容易なことなのかもしれませんが「その故人の思い出を機械的にはできないのです」

なぜならば、人間には「感情」という機能が備わっていて喜びや悲しみなどを実感できるようになっているのですから。

ただ一つだけ言えるとしたら、日本に生まれて育って暮らして最後を迎えてということが世界的に見てもどれだけ幸せなことなのかということです。

私たち日本人が生きているこの時代、先人が作ってくれた日本と情報がなんでもすぐに手に入るインターネット社会で衝突なく暮らせることがどれほど恵まれているのかを実感できるのではないでしょうか。

 

遺品整理人となってここ数年でやっと世の中に認知され少しずつ受け入れられるようになってまいりました。

そうなることが私たちも気持ちの上で、ホッとできる世の中なのだと実感もしています。以前であれば「縁起が悪い人間だ」などという言葉もいただくことがありましたがそのような時があったからこそ今があるのかもしれません。

しかし、遺品整理人となり孤独死が増え続ける現代で考えていかなくてはならないことは、

  • あきらめた国への期待よりも、先人たちが遺してくれた思いを大切に自分たちでこの国を作っていくこと暮らしやすい環境を見出していくこと

などが、日本を変えていくのではないかと思います。

現在の日本では1日平均7人が孤独死だけで亡くなっているのが現状です。1日7人、2日で14人、3日で21人・・・孤独死のみの数

忙しく働く現代で家族同士のコミュニケーションが取りたくても取れない時代、アナログとデジタルな環境が混ざり合う環境で言えないことも家族同士ネットが使えれば相談できるかもしれない。

どちらかがネットを使えない現状で、どちらかが起用に生きなければならない。

  • 昭和の時代の人にインターネットを使ってコミュニケーションをとることは難しい。
  • 平成の時代の人に言えないことも言葉にしてコミュニケーションをとることは難しい。

私たちは今、混ざり合った中で日々暮らしているかもしれませんが全部が全部ネットに依存してしまうことは避けてほしいと遺品整理人として伝えたい。

「ネットで自分の気持ちを伝えるのではなく、言葉で伝えるようにするのが好ましい、人間なのだから」

遺品整理人の仕事は、ご遺族の気持ちに応える誠実な人、そして適切な振る舞いのできる人という責任感が求められる仕事です。

もちろん中途半端な気持ちではできないことが遺品整理人として必要になります。

ご遺族は深い悲しみのなかで依頼してきていただけるわけですからきちんとした人間でなければなりません。

人が人を思う中で気付く事のできる故人の死。

人は人の死から教わることがたくさんあることに気付けるのが生を受けたことに感謝することなのかもしれません。

人は何のために生きるのか、は答えがでないテーマです。

ただ、人生は自分らしく楽しく生きることも正解の一つです。

どのように生きるか先人たちの死から教わる思いを私たち遺品整理人は伝えています。