人は、今目の前で起きていることを騒ぎ立て次第にそれが「あたりまえのように過ぎていく」ことになってしまう。

孤独死が問題とされていったい何が問題なのかを明確に伝えていない現状で、「見守り」「撲滅」「講義」などとても人としてそこに人情があるのかと疑ってしまう人間がいる。最大の問題は「孤独死」を問題にする人間こそが問題であり、死ぬことは誰にでも起こりえる運命なのです。

今、問題にしている方もいつ自分に起きるかわからないことに気がつかないのだろうか。「絶対がつくほど私は孤独死をしない」とは言い切れないのではないだろうか。

むしろ孤独死という言葉に脅迫観念を抱いて騒ぎ立てているとしか感じられないときがある。

私たちは「真剣です」

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世間が孤独死を問題化するようになって私たち遺品整理人は孤独死は問題ではないという持論を伝えてきた。もちろん孤独死問題に乗っかろうとする人間も見てきました。

そこに「人としてこころがあるのか」、遺族の気持ちを考えて問題にしているのか。

つい昨年常盤平団地で孤独死を問題化する自治会があったが、本当に相手の気持ちを考えて言葉を発しているのか疑ってしまう自治会がある。自分たちのことばかりしか考えていない集団としか捉えようがない。

私たちが接してきた遺族はいう、「自分の身内で孤独死を体験するなんて」。

問題化している人間はその残された遺族の表情をみて、「孤独死は問題」といえるのでしょうか。

何が問題なのか、それは孤独死が問題なのではなくて先進国日本が生活困窮者を見て見ぬふりをして政策を進めずくだらない選挙を繰り返していることが興しているシステムなのである。

「国民のために」というキーワードで国民の感情をコントロールし国会中継で寝ている姿を映し出され「日本のため」などと言っても始まらない。

孤独死は日本が進んできた新しい最後の迎え方になっている。

今回は、マンガをこよなく愛し買ってきては読み終わったものをリサイクルに出す方の最後でした。

部屋には数え切れないほどのダンボールに入ったマンガ本、本棚にも納まりきらないマンガ本の数々。

故人が最後を迎えたのは「コタツ」だった。

血圧が不安定でよく計っていたのをテーブルの上のメモと血圧計が物語っていた。

仕事が終わってから古本屋により、目ぼしい本があったら購入し家に帰ってから読んでいたのだろう。

周りとのコミュニケーションよりも家に帰ってからマンガを読むことが幸せだったことに違いはないのではないだろうか。

私たちが今回見た衝撃の現場の事実とは、

遺族はお世話になった誠意として残地物の撤去はもちろんのことハウスクリーニングまでしっかりやって部屋を返したいということで私たちにご依頼くださりました。そこで見た衝撃の光景は、残地物の撤去が終わりハウスクリーニングも終わり明け渡しの確認に訪れた不動産業者だ。

その不動産業者は、息子さんを孤独死という形で亡くしたご遺族(お父様)に向かって3人で脅しのような口調を投げかけたのである。むしろ敷金などの金銭的な話を返すことはできないという内容で「劣化」という部分をこのようにはならないというあきれた物言いだった。

その場で聞いていた私たちも、常識外のことを遺族に投げかけている不動産業者に耳を疑ったほどである。

もちろん話は感情論となり一旦、どちらも冷静になるため時間を設けた。

しかし、通常の退去の場合ではシステム的なことになるかも知れないが息子を亡くされたご遺族に向かっての話し方というのを考え付かなかったのだろうか。遺族1人が3人の不動産業者の集中的なクレームに対応しているようにしか見えなかった。

このような不動産業者の仲介で住んだ住人は苦労するのだろう。

私たちでできることはして差し上げたいと思い、冷静になる時間のあいだに業者が指摘した場所を遺族に代わり私たちで対応し、再度確認に来たときには問題なく明け渡しが可能になった。

私たちが今回伝えたいメッセージ

孤独死を問題化することに「問題」となっているのは「部屋で亡くなってしまったことよりもその外部でのことが問題なのだ」ということ。

自殺ではない、異常死という事実に監察医も警察も「不動産業者には気をつけてください」と言ってくれる時代、本当の問題は外部で起きているのだと思う。

マンションや家は年数が建てば劣化するもの、それを入居した当時の美しさに戻すようにいわれてもどのような魔法を使ってもできないだろう。

人情が無くなった人の姿を第三者的な目線から見させていただいて、「これが遺族に掛ける言葉なのだろうか」と悲しくもなった現場だった。

たった一言、息子さんを亡くされたご遺族に「このたびはこのような亡くなり方にお悔やみ申し上げます。」という言葉が私たちよりも年齢が上の不動産業者からなかったことに日本の衰退を感じた。

これからも少しでも孤独死の現場から伝えられるメッセージを次世代へ伝えていきたいと思う。

ご遺族様へ、お悔やみ申し上げます。

 

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