孤独死(こどくし)とは主に一人暮らしの人が誰にも看取られる事無く、当人の住居内等で生活中の突発的な疾病等によって死亡する事を指す。特に重篤化しても助けを呼べずに亡くなっている状況を表す。

なお関係する語としては後述する孤立死(こりつし)が公的にも使われるが、ほかにも単に独居者が住居内で亡くなっている状況
Wikipediaから引用

代表的見解では上記のようなことで亡くなっている状況があると思いますが、65歳以上の高齢者人口(平成24年9月15日現在推計)は3074万人で、総人口に占める割合は24.1%となり、人口、割合共に過去最高となりました。

あくまで統計的データであり、高齢の方が多くなったからといって孤独死が多いわけではないように思えます。

 

そこには、さまざまな環境が存在するわけで、一人老後を自分の家で楽しみたい方や精神的な病気になっていて生きていくことを放棄してしまういわゆるセルフネグレクトと呼ばれる現象に陥り亡くなってしまう方もいます。

私たち遺品整理人が経験した中で、孤独死をしてしまったお部屋の中には共通する薬が落ちています。

今日まで孤独死の遺品整理を行ってきて、前回と同じ薬が落ちているなぁ。と感じるときがあるのです。

それらは男性、女性問わずに処方される薬のようですがいったいなんの病気に使っているのかはわかりません。

DSC00455若い世代に増えている孤独死、それは食生活の偏りや人間関係の複雑さが影響をしているように故人の部屋からうかがい知ることができます。

若い世代で孤独死になるような理由として、うつ病が起因をしているのではないかと思います。

デジタル化した現在において爆発的にインターネットが普及しコミュニケーションアイテムとしてスマホが活躍しています。5年一昔前であればパソコンでメールやチャットなどでコミュニケーションをとっていたと思いますが現在ではパソコンを使わなくてもスマホがあれば手のひらに収まるコンピューターでコミュニケーションを取れる時代になっています。

しかし、そこには孤独死に向かう重大な落とし穴が隠されていました。

SNSやメールで自分の気持ちを簡単に相手に送れる時代、形式的な退職の作法などをメールで済ましてしまう振る舞い。

以前であれば、会社を退職するときに上司に進退伺いなどをして相談しお世話になった会社を退職していた時代だが現在ではメールで上司に相談しメールにて退職の決定が下されてしまう。

人と会話をするときに以前であれば、相手の表情などを見て言葉を丁寧に使い感情などを読み取りながら振舞ってきたが、現在では中傷的なことばもメールで相手に直接届く時代になっている。

「デジタル化が進んでも人としての心は忘れないでほしい」

私たち遺品整理人が故人の部屋を片付けるときにただ機械的に作業をしているわけではない、部屋にはその人が生きた・生きてきた証がありどんな生活や人間関係を過ごしてきたのかがわかってしまうのです。

一般の方ではわからないことかも知れませんが食器棚のお皿の並べ方や玄関の整頓さなどでその故人の人間性が一部だけわかってしまう特殊な業種でもあります。

DSC00354一方、高齢者に多い孤独死の原因のひとつに「高齢者サービスが充実した現状」がある。

それは、ふと考えてみると公園などでお年寄りが集まってゲートボールや日向ぼっこをしている姿を最近見かけるだろうか?

何のことを言っているのかわからないかも知れませんが、現在では優良老人ホームがたくさんあり以前から親しくしていた友達も老人ホームに入所すると、入所しなかった高齢の老人がかんたんに会えない時代になってしまっている。

なぜならば、足腰が悪くなり友達に会いに行こうと思っても老人ホームまで一人では行けない。家族の協力がなければ会うことさえもできない。

そうしてあたらしい友達を見つけようとしても長年心を通じて育ってきた友達を新しく見つけることはグループホームでも難しいと思います。

日常だけの集まりで少しの時間をともにして家まで送迎をされても寂しさは残ってしまうのではないでしょうか。

なぜならば、長年付き合った友達と付き合いの時間が短い友達とどちらに自分の「本音」を話すことができますか?

高齢になると気持ちも滅入ってしまうときが頻繁になるときがあるかもしれません、しかしそんなときに心が近い友人がそばにいたらどうでしょう。

しかし、それぞれの家庭の事情があるので一緒にいるのはかんたんにいかないケースが少なくありません。

そうして、寂しさが募りひとりお部屋で過ごすケースがあり家族が気づかずに亡くなってしまうことが私たち遺品整理人が感じる孤独死への懸念でもあります。

平成26年には高齢の世帯がピークを迎えるところまで時間がありません。

見守り活動などが行われておりますがそれらは外部から見た結果です、内部から見守りをするのならば家族が定時刻に電話の1本をするだけでも日数が経ってから発見されるケースは縮小されると思います。

 

今回はお父さんの遺体確認をみてお部屋に入るのが切なくて・・・(息子さんの気持ち)

責任感が強く、「なぜ孤独死をさせてしまったんだろう」

と思う息子さんの気持ちは私たちも痛感するものがありました。

男同士、父と息子腹を割って話せない頑固さがあったのかもしれない。

亡くなったのは教授をしていた父親

お互いが意地を張ってしまい連絡を取らずに別の場所で暮らしていた最後でした。

その生き様は教授らしさがあり部屋の中で私たちが作業しているときにも感じ取れました。

貴重品の捜索から書類・通帳の分別まですべてお任せいただきご遺族の力になれたような気持ちです。

息子さんからは、警察に引き取られていた父と確認をしたが部屋のどこかで亡くなっていた場所は見たくないというご意向でしたので

私たちだけがカギをお預かりし、ご遺族の代わりに代行させていただきました。

頑固な男同士でも、部屋の奥からは息子さんの成長の証幼少期からの「写真」が大切に保管されていて

息子の成長を心の片隅に心配していたのが伺い知れる。

故人からのメッセージとして今回の現場から感じたことは、「一人前になってもいつも親は心配している」という故人からのメッセージ

最後に、今自分が生きているのはこの世に生んでくれた親がいるから「無限の愛情」をくれたからだと思う。

杉並区 I 様のご遺族様へ、お悔やみ申し上げます。

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